enひかりは、業界最安値と言われているNTT通信網を利用した光回線です。
「戸建て月額」もしくは「マンション月額」という、大きく2つのプランが用意されています。
料金システムもわかりやすく、プロバイダの契約もセットになっており、メリットも沢山ありますが、他に契約前に確認しておくべき、デメリットがないか、購入者の視点にたって、公正な目線で解説していきます。
目次
enひかりとは
enひかりは、自宅で使う光通信インターネットの接続サービスです。
料金は、プロバイダ込みの月額費用となっておりますので、料金体型がシンプルで分かりやすく、業界最安値の水準というのが、他にはない魅力です。
固定回線のため、通信速度も安定して速く、速度制限等はありませんので、安心してお使いいただけます。
おすすめポイントとしては、
- 月額料金が業界最安値
- 無制限にネットが利用できる(最大1Gbpsの高速通信)
- いつでも解約手数料なく解約可能
- フレッツ光と同品質
- WiFiレンタルサービスがある
- v6オプションが月額180円で利用可能
となっており、enひかりと契約する人が多いです。
月額料金は光コラボの中で最安級!
enひかりは、住まいによって「戸建て型」もしくは「マンション型」のどちらかのプランを契約することになります。
月額料金 | |
---|---|
戸建てプラン | 4,300円 |
マンションプラン | 3,300円 |
※上記はプロバイダ込みの料金です。
戸建てプラン、マンションプランどちらも月額業界最安値です(記事執筆時:2020年1月時点)
フレッツ光、ドコモ光、ソフトバンク光等と比較するとわかりやすいですね。
安いと言われているexcite光よりも月額料金が、安くなっています。
さらに、2年契約といった契約期間の縛りがありません。契約期間に縛られずに、この料金で契約できるのは、魅力的は光回線です。
enひかりのデメリットについて本音で解説
月額料金が安いなど、良い面だけに目を向けていると落とし穴もあると思いますので、デメリットについても、しっかりと記載していきます。
デメリットが当てはまる人は、enひかりがおすすめできない可能性もありますので気をつけてください。
デメリット1.工事費は実質無料ではなく、工事費は請求される!?
enひかりは、マンションプランで月額3,300円で使えて、かなり安く感じると思います。
※解約手数料も0円。
しかしながら、以下の通り、初期に工事費が必要になる場合があります。
そのマンションの状況と、他の光通信との既存契約状況にもよって違いますが、2,000円~最大15,000円の工事費が必要になります。
- 無派遣工事 2,000円
- 訪問工事あり、屋内配線新設なし 7,600円
- 訪問工事あり、屋内配線新設あり 15,000円
工事費以外の初期手数料として、契約事務手数料3,000円かかりますので、月額のみで考えずに、初期いくらかかるかには注意が必要です。
※契約事務手数料はenひかりに限らず他の光回線でもかかります。
なお、転用・事業者変更の場合は工事は行われないので、工事費は不要ですので、その場合には、この「enひかり」は、非常におすすめです。
デメリット2.スマートバリュー・おうち割光セット等、スマホとのセット割がない

大手キャリアの光回線などでは、スマートバリュー、おうち割光セット等、スマートフォンの月額料金が安くなるセット割という制度があるところもあります。
すでに、割引を使った契約をされている方もいると思います。
セット割引で携帯料金が安くなっているという場合には、enひかりに乗り換えるよりも、今のネット回線を使い続けたほうが安くなる場合があります。
enひかりでもセット割を行っている!?
enひかりでは「勝手に割」と称して、「UQモバイル」とのセット割を行っております。
セット割の内容としては「UQモバイル」を使っている場合、毎月100円enひかりの料金が安くなります。
もし、UQモバイルを使っている方であれば、必ず、手続きを忘れないようにしてくださいね。
「勝手に割」の手続きで大事なポイントを解説しておきます。
- カスタマーセンターより、UQ mobileとの契約資料の提出を求められた場合に、提示ができる方。
- UQ mobileとの契約が解除となった場合に、「1ヶ月以内にenひかりのカスタマーセンターへ申し出をする」と約束ができる方。
という事です。
上記を満たせる方は、UQ mobileとenひかり の契約が出来た状態で、enひかりのカスタマーセンターへ電話を1本すれば、それで割引適用になります。
※家族の人がUQ mobileを使っている場合でもOKです。
デメリット3.キャッシュバックがもらえない
光回線といえば高額キャッシュバック!ですが、残念ながらenひかりには、キャッシュバック制度がありません。
その分、月額料金が安く、契約期間の縛りがありません。
デメリット4.運営会社は大丈夫?従業員が少なく不安!?
運営会社は、株式会社縁人(en-jin inc.)となっており、平成19年10月に設立された株式会社です。
会社ホームページ:縁人.jp
元々は、フレッツ光(NTT)の販売代理店として業績を上げ、その後に、KDDIの特約店や、UQコミュニケーションズの取次店をしたりなど、光回線、インターネット回線等に深く入り込み、業績を積んできた会社です。
Web制作会社としても機能しており、自社サイトのみならず、関連取引先のサイト制作なども行い、現在は、enひかりを中心として、ネット回線の販売に力をいれています。
他の光コラボの会社と比較すると従業員が少なく不安という声もありますが、実績を10年以上に渡り積んできていますので、真新しい新参者の会社と比較しても、安心感があります。
ツイッター等でも、口コミが広がってきてますが、評判は良いです。
enひかりの評判は悪い?良い?リアルの口コミをチェック!
Twitter等のSNSで、実際に、enひかりが何と口コミされているかを調べてみました。
速度は速く安定している!?
enひかり、契約して一月ぐらいたったけど今の所どの時間帯で測ってもpingがこれぐらいで安定してる。 pic.twitter.com/rvD0xAwhhb
— なご (@u_gf22) July 4, 2019
口コミからもわかる通り、速度は安定しています。
夜だと速度が遅いといった事はなく、どの時間帯でも安定して接続できています。
上記のツイートですと、300Mbpsは、安定して速度がでているということです。
工事費はかかるけど、契約期間の縛りがない!?
自宅に固定ネット回線を契約した
WiMAXだと制限かかりまくりで 不便だったもので解約違約金や○年縛りが嫌いなのでマイナーではあるが「enひかり」と契約
工事はさっと済み 無線LANルーターももらえたこれから使ってみて快適なのか楽しみぜよ
— かめちゃん@ミニマル社交ダンサー (@kazukame21) May 28, 2019
やはり、こちらの口コミを見ても、解約違約金や年縛り等と言われている、解約時の手数料がない。というのは、かなり魅力的です。
初期費用としてかかる2,000円~15,000円の工事費は、初めのみにかかる必要経費と割り切ってしまえば、解約時は契約期間の縛りがないため、「いつ解約しても解約手数料が必要ない」という部分が「enひかり」おすすめのポイントです。
enひかりならv6プラスにも対応可
ついに!ネット回線でIPv6プラスを導入!!!やっぱ有線だわぁ #enひかり pic.twitter.com/3uyzEt5LhA
— ヤシロ・リク・ミミ(3102年~) (@VVV_net) August 7, 2019
v6プラスもオプションで契約可能です。
※月額180円と安いです。
これは、次世代ネットワーク(NGN)という、従来の電話網がもつ、信頼性と安定性を確保し、より安定した通信ができる仕組みで、ベストエフォートクラスだけではなく、品質を確保するための優先クラスが用意されています。
このツイートされている方は、v6プラスを契約されていて、非常に満足がいったコメントを投稿されています。
やはり速度が安定して出るのは、大切です。
上記では、主にTwitter上に投稿されている第三者の口コミをいくつか取り上げました。
ソーシャル上で、かなり多くの口コミを調べたのですが、悪い評価はほぼないと言っても過言ではない状況でした。
ツイートしてる人の多くがenひかりに満足している。 もしくは、期待しているという投稿でしたので、評判は良いです。
enひかりをおすすめする人

enひかりは、かなり多くの人におすすめできる光回線ですが、その中でも以下の様な方へは特におすすめです。
また、「いつ引っ越しがあるか分からないけど光回線を利用したい方」や、「安くしたいけどキャッシュバックを基本とした料金体系の場合、手続き忘れがありそうで不安」という方には、非常に良いです。
以下具体的に、おすすめ項目の詳細を記載します。
契約期間の縛りなく使いたい人
enひかりでは契約期間はありません。そのため、いつでも自由に解約手続きがとれる仕組みとなっています。解約手数料は0円です。
ただし、本日解約したいのでというのは、さすがに難しいです。
月末解約を基本として、当月の20日までにカスタマーセンターへ解約手続きの電話をいれれば、それで解約手続きが出来ます。
カスタマーセンターの電話番号:03-5534-9997
10:00~19:00 年中無休・土日祝日も営業(年末年始を除く)
20日の営業時間を過ぎてしまった場合には、翌月の解約となります。
契約期間の縛りがなく、解約手数料なしで解約が進められる為、思い立ったらすぐに止めることができるので、解約手数料があるからとダラダラ継続していまうおそれもなく、嬉しいサービス体系です。
v6プラス(IPv6/IPv4)を利用したい人
インターネットに接続する夜間の時間等は、ネット回線が込み合い、接続速度が遅くなる事があります。
普通にインターネットを使ってゲームをしたり動画を見たりしている分には影響はないですが、
- 高画質の動画を見たい
- データ通信量の多いオンラインゲームをしている
- 通信のロスがあると困る
といった場合に、少しでも高品質のデータ通信が求められます。
これに対応したのが、enひかり「v6プラス」【IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6】というプランになります。
このサービスを使用するには、オプション料金の他、対応機器が必要になります。
NTT東日本のHGW(ホームゲートウェイ)もしくは、「v6プラス」対応のルータ機器になります。
設定は手動で行う方法もありますが、電源をいれれば自動で設定ができる仕組みになっていますので、安心です。
なお、このv6プラスのオプション料金は180円のみと格安です。
enひかりを申し込んだ方限定で、通常8,970円のルーターが1,000円で購入できます。
https://enhikari.jp/campaign.html
※キャンペーン期間2019年12月13日~2020年4月30日までの間に新規でenひかり及びenひかり「v6プラス」をお申込みいただいたお客様
UQ mobileを利用していて光回線を探している人
UQ mobileを既に利用している方は、enひかりを契約することで、割引を受けられる制度がありますのでオススメです。
これは、「enひかりの月額利用料金が割り引かれる」という仕組みで、毎月100円引きになります。
契約者本人が、UQ mobileを持っていなくても、「同居のご家族でも割引対象」になります。
何故UQ mobileを持っていれば割引を受けれるかというと、enひかりの運営会社である株式会社縁人が、UQ mobileの代理店も行っているので、UQ mobileの販売促進を兼ねてという理由からです。
反対に、まだUQ mobileをもっていないけど、enひかりを使うのでUQ mobileについても契約を考えたいという方へ向けては、enひかり契約後に、enひかりカスタマーセンターへ電話をいれると「UQ mobileのSIMパッケージ(3000円相当)が無料になる」という特別キャンペーンも行っていますので、是非ご利用ください。
最後に話を戻しますと、UQ mobileをお持ちの方は、enひかり契約後にカスタマーセンターへ電話すれば「勝手に割」という制度で、月額100円引きになりますので、是非申請してください。
転用・事業者変更の乗り換え先を探している人
フレッツ光や、他社の光コラボレーションモデルを既に利用している方は、「転用・事業者変更」という方法で、enひかりに乗り換える方法があります。
この方法を使用すると、既に自宅にある工事済の設備をそのまま使える事があり、初期費用としてかかる工事費を浮かす事ができる可能性が高くなります。
但し、この方法は、契約者本人がNTT東日本・NTT西日本から「転用承諾番号」もしくは、光コラボレーション事業者から「事業者変更承諾番号」を取得して手続きをする必要があります。
また、発行日から15日以内に転用する必要がありますので、注意が必要ですが、転用は工事費を浮かす事ができますので、転用・事業者変更にて光回線の乗り換えを検討中の方には、月額料金が安いenひかりがおすすめです。
enひかりに乗り換える人が多い理由として、
- 転用なら工事費必要なし
- enひかりは契約期間の縛りなし
となっています。
※一部工事費が必要な場合もありますので事前に確認する事をおすすめします。
enひかりの料金及びオプション料金について
料金を以下の表にまとめました。
初期費用について
注意点として、初期費用ですが、「新規の方」と「転用・事業者変更の方」で、異なります。
初期手数料 | 工事費用 | |
---|---|---|
新規の方 | 3,000円 | 2,000円〜15,000円 |
転用・事業者変更の方 | 2,000円 | 0円 |
月額料金について
月額費用ですが、戸建てプランの方と、マンションプランの方で料金がそれぞれ異なります。
月額料金 | |
---|---|
戸建ての方 | 4,300円 |
マンションの方 | 3,300円 |
上記の通り、プロバイダー込みでこの料金ですので、業界最安値級となっております。
オプション料金について
下記の表は、その他のオプション料金になります。
月額 | |
---|---|
enひかり電話 | 500円 |
enひかりリモートサポート | 500円 |
enひかりライフサポート | 500円 |
enひかりテレビ | 750円 |
enひかり固定IP | 700円 |
enひかり「v6プラス」 | 180円 |
enひかり「transix」 | 180円 |
enひかり Wi2 300 | 362円 |
enひかりforBiz | 600円 |
オプションで注目すべき点は、
- v6プラス 月額180円
- 固定IP 月額700円
等、全体的にオプション料金が安めに設定されています。
オプションは必要があれば申し込みをして、必要がないのであれば申し込まなくて大丈夫です。
enひかりをおすすめしない人
おすすめする理由を書くだけではなく、それぞれの状況により、enひかりをおすすめしない方もいらっしゃいますので、公正な目線で書いておきます。
例えば、
- 携帯・スマホのセット割を適用させたい人
- 初期費用を安くしたい人
- キャッシュバックが欲しい人
このような方には「enひかり」はおすすめできません。
何故おすすめできないか詳しく見ていきます。
携帯・スマホのセット割を適用させたい人
enひかりは良さそうだけど、家族で同じキャリアを使っているという方へは、それぞれのキャリアの光回線(光コラボ)を利用した方が安いことがあります。
ドコモ、ソフトバンク、auとで若干異なりますが、家族で割引を大きく適用されている方は、もしくは、適用したい。と思っている方。そんな方は「enひかり」ではなく、それぞれのキャリア割引プランを利用するのがオススメです。
「ドコモのスマホ」をお使いの方
おすすめは「ドコモ光(GMOとくとくBB)」です。
ドコモスマホとのセット割
ドコモ光とドコモスマホで、スマホ料金が一人あたり最大で1000円割り引かれ(例:ギガライトプラン契約者であれば1000円引き)、更にこれは家族へも有効ですので、家族でドコモのスマホを使っている方は、ドコモ光 + GMOとくとくBBがおすすめです。
例えば4人家族の場合、
月割引額 | |
---|---|
お父さん スマホ(ギガライト) | 1,000円 |
お母さん ケータイパック(2GB) | 500円 |
長男 ベーシックパック(5GB) | 800円 |
次男 ベーシックパック(1GB) | 100円 |
4人家族での例になりますが、上記であれば、合計2,400円が割引されます。
そのため、ドコモ光の月額は実質2,800円になります。
- 戸建てプラン 月額5,200円
- 家族4人スマホとのセット割引 -2,400円
- 月額合計 2,800円
※更に新規契約で、ドコモ光のキャッシュバック:dポイント:20,000円分
enひかりの戸建てプラン月額料金は4,300円ですので、ドコモユーザーにとっては、スマホとのセット割とキャッシュバックがあるドコモ光の方がお得です。
「ソフトバンクのスマホ」をお使いの方
ソフトバンクのスマホとのセット割が有効になる光回線は、主に
- ソフトバンク光
- NURO光
の2社になります。
この2つの中で、ソフトバンク光もおすすめですが、それよりもSo-netが提供しているNURO光の方がソフトバンク光よりも安く、さらにソフトバンクのスマホを使っていると割引が受けられる「スマホ割(おうち割)」も適用できます。
また、キャッシュバックも高額ですのでおすすめです。
注意点としては、日本全国対応ではなくエリアが、関東・東海・関西・九州の一部と限られていますので、お住まいの地域が対応エリアかどうか確認の上お申込ください。
NURO光の提供エリア外の方は、ソフトバンク光がおすすめです。
◆ソフトバンクスマホとのセット割
おうち割 光セットというセット割プランがNURO光でも適用できますので、スマホ1台につき毎月最大1000円引きのセット割を受けられます。
「auのスマホ」をお使いの方
キャンペーンが充実しているauひかりがおすすめです。
ただし、契約可能地域が限られているという点は、注意が必要です。
◆auスマホとのセット割
auスマートバリュー適用で、ご家族全員を対象として、ひとり当たり500円~2000円の範囲(契約プランによる)で、スマホ割を受けられます。
また、乗り換えの方を対象として違約金や工事費の残金を補填してくれるキャンペーンも行っています。
初期費用を安くしたい人
enひかりは「転用・事業者変更」の場合、工事費がかからず契約事務手数料2,000円のみで契約できるため、初期費用を安く抑えることができおすすめできます。
しかし、新規契約の場合は「工事費(2,000円~15,000円)」の費用がかかるのでおすすめできませんが、その分、契約期間の縛りなく、いつでも解約できるというメリットもあります。
他の光回線の場合、工事費を無料にすることで、2年や3年長い場合は5年といった長期契約を結ばされてしまします。
この場合、途中解約は高額の違約金が請求されますので注意してください。
キャッシュバックが欲しい人
キャッシュバックを求めている方に、enひかりはおすすめできません。
残念ながら、キャッシュバック制度がないからです。
他社の場合、キャッシュバックで総額安くなる場合があります。
もちろん、決められた期間に問題なく申請ができる。という方ですね。
また、中には高めの費用で契約して、後からのキャッシュバックは、お父さんの裏マネーになる。なんて考えてる方もいらっしゃるかもしれません。サラリーマンの出張の時に、QUOカード付きのホテルに泊まる感覚に似てるかもしれませんね。
そんな方には、残念ですが、おすすめできないのがenひかりです。
キャッシュバックが欲しい方は、別の光回線契約をおすすめ致します。
enひかりのまとめ
enひかりは、おすすめしない人であげた方のところで対象になっている方を除き、かなり多くの方におすすめできる光回線です。
再度、大事な部分を整理すると、
契約期間がないので、いつでも違約金等の支払いがなく解約できること。
そして、シンプルな料金体系で、わかりやすい。
初期費用として工事費等は発生するが、月額の支払い費用は業界最安値の水準であることは、2020年1月現在間違いないので、検討してくださいね!